食事量を調整する

ついに、食事量の調整までたどり着きましたね。食事量の調整は最後の砦と考えています。

今まで書いたような間食、飲酒、運動、栄養バランスなどに課題がなく、メタボと言われている方は、食事量の調整に取り掛かりましょう。

PFCバランスで考えよう

P=Protein(たんぱく質)、F=Fat(脂質)、C=Carbohydrates(炭水化物)という三大栄養素の摂取比率を整えることで健康な身体づくりをしようという考え方です。

PFCバランスを整えることはとても大切なのですが、私はメタボ対策においてそこまできっちり計算する必要はないと思っています。

栄養バランスを整えように記載したグーパー食生活と主食の量(お米は自分の体重と同じg数)で考えていただければ、概ね栄養バランスは良好だと考えます。

もし、「白米は毎食どんぶり2杯」、「肉が大好きで肉の量がグー3つ分くらい食べてしまう」などと大きく基準からずれている方は、そこを変えていきましょう。

副菜の食べ過ぎという方はあまり見かけません。もしたくさん食べているとしても「ドレッシングのかけすぎ」や「ジャガイモやカボチャなどの根菜ばかり食べる」などと、極端な食べ方をしていない限り特に問題ないと思っています。主食と主菜の調整でカロリーを減らしていきましょう

ここでも-120×2kcal作戦を活用していきます。

食事の減らし方

主食編

【減らす】

定食の白米は約200gのことが多いです。半分残すと-160kcal、1/3残すと-140kcal。

市販のおにぎりは大体100gで具を含めると約170kcal。2つ食べている方は1つ減らすと-170kcal。

【変更する】

肉まん1個約260kcal。おにぎりに変えると-90kcal。

食パン8枚切り135kcal、6枚切り150kcal、8枚切り2枚食べる方が6枚切り1枚に変えると、-120kcal。

ハンバーガー1個260kcal。ビック○ック530kcal。これをハンバーガーに変えると-270kcal。

主菜編

【減らす】

天ぷら定食の場合、エビ天ぷら1本92kcal、シイタケの天ぷら1枚39kcalを残すと-131kcal。

ロースかつ定食の場合、ロースかつ2切れ残すと-約144kcal。

【変更する】

ライスコロッケ3つ821kcal→カニクリームコロッケ3つ602kcalに変えると-219kcal。

サーロインステーキ804kcal→ヒレステーキ582kcalに変えると-222kcal。

ケン○ッキーフライドチキン234kcal→カー○ルクリスピー130kcalに変えると-107kcal

まとめ

ほんの一例ですが、食事の調整の仕方について記載しました。生活には個人差があるように、食事の食べ方も個人差がとても大きいので、まずはあなたが食べ過ぎていると思うところから減らしていきましょう。食事量がとても多いという方は、食事だけで120×2=240kcalを減らすことが出来るかもしれません。それを毎日続けていければ月に1kg減量できます。

減らす方法もあれば、変更する方法もあります。急に食べる量が減ると容量が減り、満腹感が得られないかもしれないので、減らす場合は水分やサラダなどを増やしてあげるといいですね。

特に夕食は太りやすい時間になるので、夕食量で調整できると効果が出やすいです。昼食を減らし過ぎて夕食時の空腹感が増え夜の食事量が増えてしまっては元も子もありません。

あなたに合った方法を色々と試してみて、少しずつでも摂取カロリーを減らし、理想の自分に近づいていきましょう!

投稿者: wakako

こんにちは。保健師のwakakoです。行政勤務や特定保健指導の経験を活かし、メタボ対策や自律神経の整え方について書いています。

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