ふくらはぎを鍛える

「第二の心臓」と言われるほどど身体の中で重要な場所であるふくらはぎ。メタボ予防のためにもふくらはぎを鍛えることはとても大切です。

ふくらはぎを鍛える意義

血圧を下げる

ふくらはぎは、心臓から足先に向かって運ばれてきた血液を筋肉を使ってポンプのように押し戻す働きをしてくれています。二足歩行で歩く動物は人間だけ。地球に重力に逆らって血液を戻さなければいけないので、ポンプ作用を持つふくらはぎはとても大事な役割を担っていますよね。血流やリンパ液が溜まりやすいのも納得です。ふくらはぎの筋肉が衰えてしまうと心臓に戻す血液の量が減ってしまい、全身の血行が悪くなってしまいます。

ふくらはぎをケアすることで血流が改善し、高血圧の予防特に下の血圧(拡張期血圧)を下げてくれる効果があります。

足や顔のむくみ改善

ふくらはぎの筋力低下や冷えは血流ばかりでなく、リンパの巡りも停滞させてしまいます。そうすると、リンパが全身に溜まってしまいむくみの原因に。顔のむくみにも関係し、美容対策としてもふくらはぎのケアは大切ですね。むくみを予防し、美しさを得るためにもふくらはぎを鍛えましょう!

ふくらはぎの鍛え方

弾性ストッキング

弾性ストッキングを穿くと、効果的にふくらはぎに「ギューッ」と圧をかけてくれるので、血液やリンパの滞りを改善させてくれます。私も寝ているとき以外弾性ストッキングをはいています。きつく出来ているので穿くのは少々大変ですが、適切に圧をかけてくれるので気持ちがいいですし、むくみやめまいなどの症状を改善してくれるとてもお勧めなアイテムです。男性用の着圧サポーターも売っています。ご自分のサイズに合ったものを持っておくといいですね。

マッサージ

血流やリンパケアのため、足首から膝にかけて使ってマッサージしましょう。手のひらを使ってギューッと押し上げたり、下から上にもみもみしたりを左右5回ずつ程度実施してみると気持ちよくふくらはぎのケアができますよ。

足首回し

椅子に座り、片足をもう一方の膝の上に置き、足を外側に回したり内側に回したりをそれぞれ20回回してみましょう。足首を回すことで末端の血流が改善し、むくみもとれます。骨盤のゆがみも少しずつ整っていくそうです。

また、足をグーパーグーパー動かすこともとても効果的ですよ。エコノミークラス症候群の予防にもなるくらい、血流改善になるそうです。

貧乏ゆすり

貧乏ゆすりは「健康ゆすり」と言われるほど、健康に貢献してくれるものです。意識してゆさゆさしてみましょう。貧乏ゆすりをすると、ふくらはぎのポンプ作用が活発になります。その結果血液を押し上げることができ、全身の血行が良くなります。実際に、貧乏ゆすり5分間を続けることで下肢の温度が上がったという実験結果も報告されています。

一定のリズムでの動きを繰り返すと、「幸せホルモン」とも呼ばれる神経伝達物質、セロトニンの分泌を促進させてくれます。これにより精神を安定させたり、リラックス効果をもたらすといった効果が期待できます。

イライラしたり不安を感じたりするときに貧乏ゆすりをしてしまうのは、体が無意識に心のバランスを取ろうとしているのかもしれません。貧乏ゆすりは身体の健康も心の健康もサポートしてくれるのです。

まとめ

「ふくらはぎを鍛える」について、いかがでしたか?ふくらはぎを効果的に鍛えると、全身の血流が良くなったり、むくみがとれて美容に貢献してくれたり、血圧の改善、精神面の安定など様々な効果が期待できます。

ぜひ「第二の心臓」ふくらはぎを意識し、適切に鍛えてくださいね!きっと身体の調子が改善していきますよ。

投稿者: wakako

こんにちは。保健師のwakakoです。行政勤務や特定保健指導などの保健師としての経験を活かし、メタボ対策のコツについて書いています。

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